ナメクジ駆除剤で野菜を守る!簡単に使えて効果絶大【必見】
家庭菜園をやっていてナメクジに野菜を食べられたりする被害にあったことはありませんか?
「ナメクジ駆除剤は効果あるのか?使ったらどうなるのか?」気になっている人も多いのではないでしょうか。
結論から言うとナメクジ駆除剤の効果は絶大でした。
ナスの苗がナメクジ被害に!
私は家庭菜園でミニトマトと大葉を育てたことがありますが、ナメクジの被害にはあったことがありませんでした。
ところがナスを植えてみたところ、日に日に葉っぱの虫食いが増えていくのがわかるほどのナメクジ被害にあってしまいました。
昼間はナメクジを全く見かけないので夜中に覗いてみると、たった二本のナスの苗になんと16匹ものナメクジが集まってきてました・・・
その場は一匹ずつ捕まえて処理しましたが、この先の労力を考えるとやってられないと思い、ホームセンターでナメクジ用の駆除剤を買ってみましたよ!
購入したナメクジ駆除剤の紹介
何の予備知識もないままホームセンターの園芸コーナーへ行くと、何種類ものナメクジ駆除剤が販売されていました。
そんな中から今回は『ナメクジカダン』という誘因殺虫剤を購入してみました。この商品を選んだポイントは以下の通り。
- 設置が簡単
- 回収が簡単
- 土に溶け出しにくい
- 殺虫効果がある
私の場合はちょっとした家庭菜園で使うだけなので、あまり深く考えず簡単に使いたかったんです。
『ナメクジカダン』の使い方はとっても簡単。薬剤が入った容器を置くだけでOKだし、ナメクジがいなくなって不要だと思ったら容器を回収して捨てるのも簡単です。
また薬剤が雨に濡れにくい構造になっているので、野菜の近くで使う場合も安心感があります。
粒状の薬剤を撒くタイプだと、面積辺りに何グラムまでと決まっているので撒く量を気にしないといけないので面倒かなと思ったので今回は止めておきました。
まあ量に関しては少し慣れれば適度な量をササっと撒けるようになるでしょうが、回収はほぼ不可能でしょう。
野菜や人体に影響がない量を撒くとはいえ、商売ではなく家庭菜園なので殺虫剤を撒きっぱなしにしたくないという気持ちがありました。
他にもナメクジ本体に直接スプレーで吹きかけるタイプもありましたが、それだと能動的にナメクジを見つけて対処しないといけない、労力がかかってしまうので選択肢から除外しました。
また駆除剤には殺虫タイプと忌避タイプがあります。忌避タイプだとナメクジを寄せ付けないことで野菜を被害から守るということなので、どこか近くに潜んでいると思うのも嫌だったので私は殺虫効果のある駆除剤にしました。
ナメクジ駆除剤を使った結果と効果
ナメクジ駆除剤を設置したその日の夜からさっそく効果が見られました!
ナスの苗には一匹のナメクジも見つからず、近くに設置したナメクジ駆除剤にうじゃうじゃ集まってきていました。
写真は赤丸でナメクジの位置を分かりやすく加工しています。
ナメクジのほとんどがぐったりした感じで、おそらくナメクジ駆除剤を食べたあとなんだと思います。
もう本当にどこにこれだけ隠れていたんだと思うくらい寄ってきてます。
雨が降って天気が悪ければ昼間でも寄ってきてましたが、天気が良いときは夜しか寄ってきてませんでした。
数日(3日くらい)こんな感じの状態が続いてましたが、それ以降は全く見かけなくなったので、かなりの数の駆除に成功したのだと思います。
死んだ後のナメクジはどうする?
これだけの数のナメクジが死んだのなら、死骸がそのままだと汚いかな?掃除した方がいいかな?と悩んでいたんですが、仕事から帰ってのぞいてみるとほとんど死骸を見かけることがありませんでした。
たまに干からびて小さくなった死骸がポツンと見かけることもありましたが、それさえも翌日には無くなっていました。
なんで死骸がなくなるのか不思議でしたが、ある日その謎が解けました!じつは蟻が処理してくれてました!
写真だと土と同化して少しわかりにくいですが、土の茶色より黒っぽい部分が蟻です。この写真には30匹くらいの蟻が写っていると思います。
あれだけの数のナメクジの死骸がいつの間にかなくなっているのは、蟻のおかげだったんですね~。
ナメクジ駆除剤のまとめ
今回使用したナメクジ駆除剤はとても簡単に設置できるし、放置しておくだけでナメクジを集め、退治する効果もかなり凄いことがわかりましたし、ナメクジの食害も全く発生しなくなりました。
この駆除剤の場合、効果は1~3ヶ月続くみたいなので、しばらくはそのまま置いといて、ナスのシーズンが終わったらパパっと回収して捨てようと思います。
おすすめの駆除剤・殺虫剤
設置も簡単、撤去も簡単、雨に強い、長持ちする。今回使用した駆除剤と同じようなタイプの駆除剤なら初めてでも簡単に扱えるのでおすすめですね。
ナメクジによる被害
ナメクジによる被害はどんなものがあるのか?まだ被害にあってない人も知識として知っておくとためになります。
食害による被害
ナメクジに野菜の葉や実を食べられてしまいますが、ナメクジの数が少なければ野菜の成長速度の方が勝りたいした被害にはなりませんが・・・
まぁナメクジが数匹しかいないということはほとんどありません。私の場合のように多くのナメクジがいる場合は、みるみるうちに葉が少なくなっていき、まともに育たなくなってしまいます。
もちろん見た目も悪くなるので、せっかく育てても食べようと思う気持ちが萎えてしまいますね。なので、たとえ見つけたナメクジの数が少ないからといって油断は禁物です。
感染症の原因
ナメクジには広東住血線虫症(かんとんじゅうけつせんちゅうしょう)という寄生虫が寄生していることがあり、この寄生虫が人間の体に入ることで発症する感染症があります。なかには死に至ることもあるので注意が必要です。(詳しく知りたい人は「ナメクジ 寄生虫」などでググってみてください)
この寄生虫はナメクジの体内だけでなく、ナメクジが這った後の粘液にも潜んでいる可能性があるので、食害だけでなくナメクジに這われるのも極力避けたいものです。
めったにいないと思いますが、ナメクジを食べたりしないでくださいね?
ナメクジの駆除方法
ナメクジの駆除方法にはいくつか方法があります。せっかくなので他にどんな駆除方法があるのか知っておくと、いざというときに駆除剤がなくても対処できるので良いですよ!
忌避(きひ)
ナメクジが嫌がる匂いや成分でもって、ナメクジを寄せ付けないことで野菜を守る忌避剤があります。今回私は選びませんでしたが、ナメクジを殺すまではしたくない、ナメクジの姿そのものを見たくない、という人は忌避剤を使ってみると良いですね。
殺虫
おススメ:殺虫剤を使って退治
今回私が使った駆除剤のように、ナメクジをわざと集めて殺虫成分の入ったエサを食べさせて退治する方法です。
野菜への影響が気になる人には、だんぜん容器型をおすすめします。何より後から回収するのが簡単です。今回私が使った商品以外には以下の「ナメクジ退治 半なま」も同じような使い方です。
野菜ではなく花を育てるので殺虫剤の使用に抵抗がない人、正しい分量で使用できる人は粒状タイプの殺虫剤も簡単に撒くことができます。花が目的なら容器型にこだわる必要はないと思います。
殺虫方法①塩で退治
昔からよく聞く方法ですが、ナメクジに塩をかけると水分が失うことでかなり弱らせることができます。ただし、野菜や花を育てている畑で塩を使うと塩害になる可能性があるので、あまり積極的に使いたい方法ではありませんね。
それにこの方法は自分でナメクジを見つけて塩をかけないといけないので、放置したまま退治できる方法ではありません。手間暇かかるのであまりおすすめはしませんね。
殺虫方法②熱湯で退治
ムカデなんかと同じで、下手に殺虫剤を使うよりも熱湯を直接ナメクジにかけることで退治することができます。ただ、これもやはり自分でナメクジを見つけて対処する方法なので、手間暇かかるということですね。
殺虫方法③ビールで退治
ナメクジはビールを好むらしく、ビールを入れた容器を設置しておくとナメクジが寄ってきてビールで溺れ死ぬようです。この方法だとビールを設置して放置してても効果はありそうです。ただし、雨が降るとビールも薄まらない工夫が必要ですし、ビールで溺れ死んだナメクジはさすがに蟻さんも処理できないので、自分でナメクジの死骸を処理しなければなりませんね。おすすめ度としては中くらいかなぁと思います。
ナメクジ駆除剤を使った結果まとめ
いかがだったでしょうか?ナメクジ退治の方法に何種類かあることが分かり、いざナメクジ被害にあったら何かしらの対処ができるようになりましたね。
野菜や花の種類によってはまったくナメクジ被害にあわない植物もあれば、見る見るうちにナメクジに食べられてしまう植物もあるので、ナメクジの食害を見つけたらなるべく早く対処したいものです。