【BlackShark2】DSDVを利用して2枚刺し!100GBで格安運用!

2019年12月9日

DSDVアイキャッチ

BlackShark2廉価版JAPANモデルの素人レビューです!

BlackShark2にはDSDVという機能が備わっているのをご存知ですか?

docomoやSoftbank、auの三大キャリアで契約している人はあまり気にしたことがないかもしれませんね。

DSDVとは「Dual Sim Dual VoLTE」の略で、スマホ本体に二枚のSIMカードを入れることができて、そのどちらのSIMカードも使うことができる機能です。

DSDVでSIMカードを二枚使うと何ができるの?

例えば二枚の通話用SIMカードを使うことで、プライベートの携帯番号と仕事用の携帯番号を一台のスマホで持つことができるようになります。

海外ではこの二枚のSIMを使う機能が早くから利用されていましたが、日本ではかなり遅れて利用されるようになってきました。

というのも昔は二枚のSIMが使える機能はDSDS「Dual Sim Dual Standby」というもので、二枚使えるといってもといっても、そのうち一枚は2G通信しか使えないという制限がありました。

日本では2G通信は廃止されているため二枚目のSIMスロットの使いようがなく、結局一枚のSIMしか使えない状況が続いていました。

最近になってようやく二枚とも4G通信で使えるようになってきたので、DSDVの使い道がでてきてきました。

でも今回は携帯番号を二つ持つためにDSDVを利用するお話ではありません!

DSDVを利用して安い・早い・大容量の三拍子そろった最強スマホを格安運用する!

三大キャリアだとネットの速度は速いんだけど高いから少ないギガ数で我慢しながら使ってます。
動画なんて見たらあっという間にギガが無くなってしまうから家のWiFiでしか見れません…

格安SIMだとたしかに安いけどお昼休みや通勤時間帯はとても遅いです。
遅すぎてメールとLINEくらいしかまともにできなくてイライラしますね…

スマホの運用費を安くしたいと思っている人なら一度は同じようなジレンマを感じたことがあるのではないでしょうか?

三大キャリアは元々料金が高いうえにギガ数を増やすとさらに高くなるし、格安SIMだと利用者が多い時間帯は極端に遅くなってネットなんてまともにできないし。

でもDSDVを上手く利用すればそんな不満を解消できるスマホが運用できるとしたらどうでしょう?

DSDV対応のスマホであれば一つのSIMを通話用に、もう一つのSIMをデータ通信用にすることでかなり凄い最強スマホが格安で運用できるようになるんです。

DSDVで最強スマホを作るために必要な3つの物

安い!早い!大容量!を目指す!DSDVで最強スマホを作るには以下の3つが必要になります。

  1. 通話用のSIM
  2. データ通信用のSIM
  3. 上記2つのSIMで使われるバンド(周波数帯)に対応しているDSDV(DSDS)対応スマホ

①通話用のSIMを格安SIMで用意する

まず一枚目の通話用SIMはどこの格安SIMでもあまり大差はありません。自分の好みや電話をかける頻度などで選びましょう。

この通話用SIMのギガ数については必要ないので、できるだけ安く抑えるために最も少ないプランで大丈夫です。

とにかく安く済ませたいなら今のところ「0sim」が税抜き700円で最安のようです。
※2020/04/03追記 残念ながら0simは2020年8月でサービス終了することが決まり、新規の受付は既に停止しています。他の格安SIMで通話用を用意する必要があります。

5分以内や10分以内なら何度でもかけ放題となるオプションは大抵の格安SIMで用意されていますが、無制限のかけ放題が必要な場合は非常に選択肢が限られていてY!mobileしかなさそうです。

⇒【Y!mobile】ワイモバイルオンラインストア

②データ通信用SIMをモバイルWiFiで用意する

データ通信用のSIMに選ぶのはいわゆる格安SIMではありません。格安SIMのデータ通信専用だとかなり安くできますが、通信速度が遅いので何の解決にもなりませんからね。

ここで用意するのは、今まさに群雄割拠の状態ともいえるモバイルWiFiのSIMです。ポケットWiFiとかレンタルWiFiといわれることもあります。

簡単に説明すると小さくて持ち運べるWiFiルーターなんですが、WiFiルーター自身がdocomoやSoftbankのメイン回線を使ってネットにつながるようになっています。

三大キャリアのサブ回線を使っている格安SIMの場合、お昼休みなどの混雑時に速度低下が著しいのが普通ですが、メイン回線を使っているモバイルWiFiは混雑時でも快適にネット利用ができます。

モバイルWiFiの業者によってはWiFiルーター機器本体の契約は不要で、SIMカードのみを契約できるところがあります。SIMカードのみの契約であれば月額料金も安くなります。

今回の趣旨はWiFiルーターが欲しいのではなく、スマホのデータ通信を高速で大容量にするのが目的なのでSIMカードのみを契約します。

※速度制限に関しては公式サイトに以下の記載があり、極端に大量の通信をしていると制限されることがあります。例えば100GBのSIMの場合、実際に100GB~200GBを使うと速度制限されるようです。

BlackShark2はdoocmoとSoftbankのバンドに対応しているので問題ありません。

BlackShark2で最強スマホを作る

BlackShark2はせっかくハイスペックなスマホなのに、楽天スーパーホーダイで使っていると混雑時は遅すぎて大したこともできず宝の持ち腐れに感じていました。

楽天モバイルには高速モード(ギガ消費あり)と低速モード(ギガ消費なし)の切り替えアプリがありますが、混雑時にいざ低速から高速に切り替えようとしても、あまりの遅さに切り替え機能にさえアクセスできないことがありますからね…

ということで私はChat WiFiで100GBのSIMカードのみを契約してBlackShark2の2枚目のSIMスロットに挿してみました。

画像はSIM1に通話用のdocomo回線の格安SIMを、SIM2にデータ通信用のSoftbank回線のChat WiFiのSIMを挿して設定した状態です。

SIM設定

何のトラブルもなくすんなりとDSDVによる通話SIMとデータ通信SIMの使い分けができるようになりました。

通知バー
待ち受け画面の通知バーより

2枚のSIMを使っていると単純に2枚分の表示がされるので通知欄が盛大なことになりますね(笑)

DSDVの注意点

良いことばかりのように見えるDSDVですが、忘れてはならないデメリットがあります。それは、同時に使えるSIMは1枚だけで通話SIMが優先されるということ。

具体的な例をあげると、ゲームをオンラインプレイしている(データ通信をしている)最中に電話がかかってくると、その間のデータ通信が止まってしまいます。

電話が終わってゲームに戻ってみるとゲームは中断された状態になっているわけです。

それはちょっと困るという人は、DSDVの利用は止めておいた方が良いですね。

DSDV対応スマホまとめ

今回のようにDSDVに対応したスマホであれば、格安SIMほど安くはありませんが三大キャリアより安いし、なにより高速で100GBという大容量のデータ通信が可能になるのでコストパフォーマンスはかなり良いと言えます。

これでお昼休みや通勤時間帯のストレスとはさよならです!