【WordPress】記事引っ越しはプラグインで画像も一緒に移行

2020年7月15日

この記事では、あるブログから別のブログに記事を移行したいときに作業が楽になるプラグインを紹介します。一度プラグインを使って移行を経験したら手放せなくなるでしょう。

記事の移行方法はざっくりと3つの方法があります。

  1. 手作業でコピペ
  2. WordPressに標準実装されているツールを使ってExpoprt/Import
  3. プラグインを使ってEpoxrt/Import(おススメ

おさらいも兼ねて順番に軽く見ていきましょう。以降の内容はhttps://daywork.work/からhttps://meeklog.work/へ記事の移行を例にしています。

手作業でコピペして記事を移行する方法

私はこのプラグインの存在を知るまで以下の作業で移行を行っていました。

  • 移行元の記事内容をまるっとコピーする
  • 移行先のブログに新規で記事を作成し、まるっとペーストする

とりあえずこれで見た目は移行できたように見えるんですが、記事に挿入している画像のURLを調べてみると移行元のURLのままになってしまいます。これだと他のブログの画像を読み込んでいるのでGoogleの評価も悪くなりそう。。。

なので、さらに一つ一つの画像に対して以下の作業を行っていました。

  • 記事で使っている画像を移行先ブログにアップロードする。
  • 記事内の画像を全て張り替える。

これでようやく移行完了です。ハッキリ言って移行というより作り直しと言う方がしっくりきますね。

要するに面倒なので記事数が少なければまだなんとかできますが、記事数が多くなるととてもやってられません。

コピペして記事を移行する詳細手順

おススメする方法ではりませんが、手作業でコピペする移行方法は次の通りです。

1.移行元となる記事を編集モードにして、ハンバーガーボタン>ツール>すべてのコンテンツをコピーを選択します。これにより記事内のコンテンツが全てコピーされた状態になります。

元記事のコピー

2.移行先のブログで投稿を新規追加。編集モードでctrl+vか右クリックでペーストします。見た目は元通りに移行できたように見えます。

記事をペースト

3.しかし、画像コンテンツをHTMLとして編集に切り替えてみると、画像の参照先が元のブログのままになっていることが分かります。したがって画像は全てアップロードして張り替える必要があります。

画像の参照先ドメイン

コピペによる移行では画像に限らず内部リンクなど、ブログのドメインが関係するコンテンツは全て手直しが必要になると考えればOKです。

WordPressの標準ツールを使って記事を移行する方法

一応WordPressには記事を移行するためのツールが最初から用意されいます。ある程度移行する記事の数が多い場合は、手作業でコピペするよりこちらのツールを使う方が簡単でしょう。

1.移行元のWordPRessでメニューのツール>エクスポートを選択します。エクスポートの設定をします。今回の例では投稿でカテゴリーが「記事移行」の記事を対象にしています。

エクスポート設定

複数の記事をツールで移行する場合は、事前に移行用のカテゴリーを用意して割り当てることで、移行用のカテゴリーに属する記事のみをエクスポート対象にすることができるので便利です。

2.エクスポートファイルをダウンロードをクリックしてxml形式のファイルを適当な場所に保存します。

xmlファイルの保存

3.移行先のWordPressでメニューのツール>インポートを選択します。初めてインポートする場合はツールがインストールされていないので、WordPressの今すぐンストールを選択します。

ツールのインストール

4.ツールのインストールが終わるとインポーターの実行を選択します。

インポートツールの実行

先ほどダウンロードしたxml形式のファイルを選択して、ファイルをアップロードしてインポートをクリックします。

インポートファイルの選択

インポートの設定で(一応)添付ファイルをダウンロードしてインポートするをチェックして実行をクリックします。

インポートの設定

しばらくするとインポートが完了します。

インポート完了

インポートした記事を編集モードにすると見た目は移行できたように見えます。

インポートした記事

しかし、HTMLとして編集でURLを見てみると、やはり画像の参照先は元のブログのままになっているので、一つ一つ画像の張り直しが必要になります。

HTML編集でURL確認

また、アイキャッチ画像も空になっているので改めて設定し直す必要があります。

本来であればインポートの設定で添付ファイルをダウンロードしてインポートするをチェックしていると、画像の移行もいっしょに行ってくれるみたいなんですが、バグなのか上手く機能しないようです。

プラグインを使って記事を移行する方法

しかし、プラグインの力を借りれば画像の移行もかなり楽になります。

プラグイン「DeMomentSomTres Export」をインストールする

移行元のWordPressにプラグインをインストールします。「DeMomentSomTres Export」で検索すると一つだけ見つかるのでインストールして有効化します。

プラグインインストール

このプラグインには特に事前設定はありません。インストールして有効化するだけで使用できるようになっています。

プラグイン「DeMomentSomTres Export」でエクスポートする

1.プラグインをインストールすると、メニューのツール>エクスポートが無くなり、代わりにツール>DeMomentSomTres Exportが追加されているので選択します。

プラグインのエクスポートメニュー

2.DeMomentSomTres Exportの設定は標準のエクスポートと似ているので、同じような感覚でエクスポートしたい内容を決めたら、エクスポートファイルをダウンロードをクリックしてxml形式のファイルを保存します。

プラグインのエクスポート設定

プラグインでエクスポートしたxmlをインポートする

3.移行先のブログでツール>インポートを実行します。移行先のWordPressにはプラグインをインストールしていないので何も変化はありません。プラグインを使わない時と同じ感覚で選択していけばOKです。添付ファイルをダウンロードしてインポートするを忘れずにチェックしてください。

インポートした記事を見てみると、画像の参照先も新しい移行先のドメインに変わっています。アイキャッチ画像もちゃんと移行できています。

これで画像の移行もできるのでずいぶん楽になりますね!

しかし、実はこのプラグインも万能ではありません。正しくインポートできて移行先のドメインに書き換わっているにもかかわらず、記事によっては画像が壊れたマークになるものがあります。

これは移行元の記事で画像のサイズをフルサイズ以外に指定していた場合に発生する現象です。

例では移行元で画像サイズにを設定していましたが、フルサイズ以外はWordPressがカラム幅に合わせて自動生成した画像が使われています。ファイル名にもサイズが付与されていますね。

では、画像サイズを一度違うサイズに変えてから元の大に戻してみます。するとファイル名に付与されるサイズが変わりました。これまで空白だった画像の寸法にも値が入りました。

ビジュアル編集に戻すと画像もきちんと表示されました。

移行元と移行先のカラム幅が異なると、画像サイズが同じ大でも寸法は異なり、ファイル名にも影響してくることが原因です。

フルサイズを指定した場合だけカラム幅に関係なくオリジナルのファイル名が使われるので、インポートしてもファイル名は変わらずきちんと表示されるというわけです。

  • 移行元で画像サイズをフルサイズにしてるとインポートするだけでOK
  • フルサイズ以外の画像サイズでカラム幅が異なる場合はインポート後に画像サイズの再指定が必要

記事引っ越しプラグインのまとめ

いかがだったでしょうか?記事の移行をすることは頻繁には無いかもしれませんが、プラグインを使うのと使わないのとではかなり作業効率に差がでそうですね。

その他、記事の移行で忘れてはいけないのがリダイレクトの設定です。リダイレクト設定をしないまま移行先でも同じ記事を公開してしまうとコピーコンテンツになってしまいます。

Googleからの評価も悪くなってしまいますので、記事の移行とあわせてリダイレクトの設定もすることをおススメします。リダイレクト設定の記事はこちらをご覧ください。