アドセンス審査で価値の低い広告枠(複製)から合格できた理由

2019年7月15日

2019年6月15日。合計30回近い不合格を乗り越え、やっとアドセンス審査に合格することができました。

最初の頃、1記事とか2記事で申請してみると当然のように不合格でしたが、Googleからの不合格理由は(作成中のサイト)(コンテンツの量が不十分なサイト)というものでした。

記事を追加して再申請するとすぐにこれらの理由では無くなったので、文字通り記事が少なすぎることが原因だったのでしょう。

まぁこれらの不合格理由は分かりやすくて、修正も楽なものでした。

よっしゃ!この勢いでバンバン申請と修正を繰り返してサクッと合格するぞー!

と意気込んでいたのですが、それ以降は合格するまでず~っと(コンテンツが複製されているサイト)という不合格理由が続き、最後まで悩まされ続けることになりました。。。

不合格になるたびにネットで検索しまくっては、合格体験談やノウハウを読み漁り、記事を修正して再申請を繰り返していました。

ただ、それらの修正では合格できなかったことを考えると、正しい修正ではなかったのでしょう。

あまりにも不合格が続くと、何だか私の人格そのものを否定されているような気がしてかなり落ち込みました。

グーグルさん!もっと具体的にどの記事のどこが駄目なのか教えてくださいよ!なんではっきりと教えてくれないんだよっ!

なんて涙を泣いた日もありました(泣いてないけど)。

しまいにはあきらめて3カ月ほど放置していた時期もありました。

なので、なかなか審査に合格できない人の気持ちが痛いほど分かります。ほんと辛いですよね。

私もようやく合格できたばかりなので偉そうなことは言えませんが、この記事が少しでもコンテンツ複製が理由となって不合格が続いている方の参考になれば幸いです。

価値の低い広告枠(コンテンツが複製されているサイト)から合格できた理由!

最後に不合格となった時のサイトの状態から、どんな変更をしたら合格したのかと言うと・・・

手を抜かず全力で記事を書き直した

です。

既に公開済みだった10記事を全て書き直しました。

変更したのは記事だけで、デザインやテーマ、固定ページ、ワードプレス設定、プラグインその他もろもろは何も変更しませんでした。

実は不合格の時は審査用の記事だと割り切って書いていて、あまり余計なことをしないように心がけていました。

というのも、どこかのだれか(アドセンス合格者)のブログに「リンクも画像も使わずシンプルに文字だけが良い。」と書いてあったのを見たからです。

それに対し合格した時は、3カ月放置した後でやる気が復活していたこともあり、

  • できることは何でもやる!
  • これで駄目ならアドセンスは完全に引退する!(始まってもいないけど(笑))
  • 悔いが残らないよう全力でやる!

という背水の陣で臨みました。

不合格から合格に変わった具体的な変更内容

それでは以下にもっと具体的に変更点をまとめてみました。

画像について

アイキャッチでしか使用していませんでしたが、修正後はバンバン使用するようにしました。

ほぼh2見出し毎に挿入するようにしたし、ドメイン取得手順などのハウツー的な記事では、画面毎にキャプチャ画像を挿入したのでかなりの数を使っています。

キャプチャも含めほとんどの画像は写真AC、もしくはぱくたそなどロイヤリティフリー画像を利用させていただきました。

ただし、人物が写っている画像だけは一切使わないように気を付けました。

内部リンクについて

一切使用していませんでしたが、修正後は関連性の高い別記事が存在する場合は、必ず内部リンクかブログカードを挿入して案内するようにしました。

外部リンクについて

内部リンク同様に一切使用していませんでした。

これまた誰か(合格者)のノウハウ系ブログを見た際に、外部リンクが多いとマイナス評価になる。というのを見かけたからです。

しかし、修正後は外部サイトのことを記事にしている個所では、必ず外部リンクを挿入するようにしました。

外部のサイトを記事にしているにもかかわらずリンクが無いと、読者が外部サイトを見てみたいと思ったときに、読者自身にURLを調べさせることになり不親切だと思ったからです。

文字数について

修正前は1500字程度あれば良いだろうと思って、1500文字を超えるあたりで意識して終わるようにしていました。10記事の平均も1500文字くらいでした。

修正後は無理に終わらせようとせず、書きたいことを全部書ききるようにしていると、気が付いたら平均3700文字程度になっていました。

これらの変更を行って10記事公開したうち、8記事がインデックスされた状態でアドセンスに再申請。翌日に合格メールが届きました。合格時もインデックスされているのは8記事のままでした。

以上が不合格から合格になった際に行った変更内容の全てです。

作りこんだのが良かったのか、単に文字数が多くなったのが良かったのか分かりませんが、確実に以前の不合格記事よりは完成度が高くなったと思います。今思うと以前の記事は手抜きのような記事でした。

いかがでしょうか?

価値の低い広告枠(コンテンツが複製されているサイト)で不合格が続いている方は、どこが複製なのか?ということにこだわらず、記事の完成度とかボリュームを見直してみると良いかもしれません。

この後で書きますが、明らかに複製ではない記事であっても(コンテンツが複製されているサイト)が不合格理由になることがあるので。

その他のサイト構成など

上記では何を変えることで合格できたかを書いてきました。

ではそれ以外の部分、不合格の時から何も変更しなかったこと、サイトの状態や構成を包み隠さず、ありのままを共有したいと思います。

プロフィール(固定ページ)

それほどボリュームはありませんが作成していました。

プロフ画像は実写ではなくアニメ調の画像にしていました。今のプロフィールページと変わりありません。

サイトマップ(固定ページ)

作成していました。

サイトマップを作成する有名なプラグインがありますが、プラグインは使用していません。無料テーマのCocoonに標準で用意されているサイトマップ機能を利用しました。

お問い合わせ(固定ページ)

作成していました。

運営者に連絡がとれるようにしておくのは必須だと思っていたし、合格者のブログでも必要と書かれているところが多かったので。

作成には有名なプラグインのContact Form 7を使用しています。

プライバシーポリシー(固定ページ)

作成していませんでした。

今あるプライバシーポリシーはアドセンス合格後に作成したものです。

アドセンス審査のノウハウ的なブログでは、プライバシーポリシーが必要だというのを結構見かけるし、私も作るかどうか迷いました。

このたった一ページを用意するかどうかで不合格になるのも嫌だし、めちゃくちゃ迷いました。

でも、まだ利用できもしないのに利用していると書くのがおこがましく感じたので、ノウハウブログは無視して作成しませんでした。

結果、無くても合格できたので、合格に必須な要素ではなかったということでしょう。

有効にしていたプラグイン

プラグインは審査に影響しないと思いますが、合格時は以下のプラグインを有効にしていました。

  • Akismet Anti-Spam
  • Broken Link Checker
  • Contact Form 7
  • Google XML Sitemaps
  • Limit Login Attempts Reloaded
  • LiteSpeed Cache
  • WebSub/PubSubHubbub

(コンテンツが複製されているサイト)=コピーコンテンツ というわけではない

どこかの記事をコピーして申請したことがないので、本当にコピーコンテンツだった場合にこの不合格理由となるかどうかは知りません。

しかし、明らかにコピーコンテンツではない、完全オリジナルの記事であってもこの不合格理由になるということはわかっています。

コピペチェックを実施

無料で利用可能なコピペチェックツールにCopyContentDetectorがあります。多数のブログで紹介されてるので有名だと思います。

どの記事が複製扱いになっているのか分からなかったので、とりえあず全ての記事をチェックしてみました。

結果は全て良好オールグリーン。ただし、一致率は20数%だったりしました。

これで複製扱いされるということは、もっと一致率を下げないといけないの?と思い、こまめに一致している部分の修正を繰り返してはみたものの、合格することはできませんでした。

そんなことが続くうちに、

不合格理由の(コンテンツが複製されているサイト)って実はあてにならないんじゃないの?
もし一致率0%の記事だったらどうなるかな?さすがに複製って理由にはならないよね?

と疑問に思い試してみました。

複製じゃなくても複製扱いになる

普通に記事を書くと、なかなか一致率0%にはなりません。どうしてもちょっとしたフレーズが一致してしまいます。

そこで以下のような文字列で1500文字埋め尽くした記事を一つのみ公開し、他は全て下書きに戻して申請してみました。

nDXl3ApI50gXg7BPiN2gnU+SdqLWB8Iu0g1K/J8ofTuervjswW
gRTEe4oQvPa5HSVD1zn42hjK87t2Htapg6pIhKAP3GqxIFd51C
5tO5ZQxKBy1c7pET6Di8ssms1J/a+HEY6I0CeF7/5hOk1kVn1D
pQzRkkbX6Cyhcl7gnQezFCOM9wZofS7B/kddmkwkN8FqaW
(以下省略)

この文字列はsshの公開鍵認証で使用する秘密鍵の暗号化された文字列で、コピペチェックの結果は一致率0%でした。

はたして審査の結果は・・・

まぁ当然不合格になったんですが、理由は(コンテンツが複製されているサイト)でした( ゚Д゚)

たった一記事だけだったので、作成中とか量が不十分の方が不合格理由としては適しているような気がするのですが、あいかわらずの複製扱いです。

この結果を見て、不合格理由は結構いいかげんで当てにならないと確信しました。

最後に

アドセンスの審査は以前より厳しくなったと言われていますし、これからもさらに厳しくなることはあったとしても、楽になることはないでしょう。

また、Googleが明確な合格基準を公開していない以上、こうすれば確実!100%合格できる!といったノウハウも出てくることはないと思います。

コンテンツが複製されているサイト でなかなか合格できない、どこを修正すれば良いのかわからないという方は、少しでも早く合格をつかみ取るためにも、ノウハウ系のブログを鵜呑みにし過ぎず、少ない記事数でもがむしゃらに書いてみると良い結果が得られるかもしれませんね。