MovieStudioの使い方04|編集エリアの説明

Movie Studioのウィンドウはプロジェクトを編集する場所であり、画面はいくつかのエリアに分かれています。
編集エリアの説明
以下では各編集エリアの基本的なことを説明します。
時間表示
時間表示ウィンドウには、タイムライン上の現在のプレイヘッド位置の時間が表示されます。
ウィンドウを右クリックし、サブメニューから表示形式を変更することができます。

トラックリスト
トラックリストにはプロジェクト内のすべてのオーディオおよびビデオトラックが表示され、各トラックのマスターコントロールが表示されます。
トラックリストの下にはスクラブコントロールと再生速度スライダがあります。
トラック番号のすぐ上にある3本線のハンバーガーボタンのサブメニューから、Movie Studioを開くたびにデフォルトで表示するボタンを選択することができます。

編集作業をしていると画面やトラックのスペースをできるだけ広く確保したい場合があります。 ビデオとオーディオのトラックヘッダーは、それに対応できるように設計されています。
完全なものから最小のもの、非常に小さいものまで、素早く簡単に戻すのも簡単です。
トラックヘッダーとトラックの間の縦の境界線にカーソルを置くとマウスカーソルの形が両頭の矢印が付いた線に変わります。
クリックして左にドラッグするとトラック番号とハンバーガーボタンだけの最小表示になります。 トラックヘッダのサイズをデフォルトに戻すには、境界線を右にドラッグして戻すか、境界線をダブルクリックします。
境界線をダブルクリックすると、トラックヘッダーの全幅とトラックのカラーバーのみの表示を切り替えることができます。
スクラビング
スクラビングは、プロジェクトの再生を様々な速度でスクロールさせることができます。
プレイヘッドを使ったスクラビング

Ctrlを押しながらタイムライン上のプレイヘッドをドラッグすると、カーソル位置から前方に再生したり後方に逆再生することができます。スクロールの感度はタイムラインをズームイン/アウトすることで調整できます。
スクラブコントロールを使ったスクラビング

トラックリストの下にあるスクラブコントロール(■)を前後にドラッグすることでも、カーソル位置からスクラビング再生することができます。
スクラブコントロールの下にある「標準レート」インジケータ(▲)をドラッグするか、レートラベルをダブルクリックして再生レートを入力すると、「再生」または「最初から再生」ボタンをクリックしたときの再生速度を調整できます。
マーカーバー

タイムラインの上にあるマーカーバーには、あなたがプロジェクトに追加したマーカーが表示されます。マーカーは、タイムラインにコメントや説明を残す便利な方法です。
プロジェクトのセクションを示すために使用したり、編集時のスナップポイントとして使用したりできます。
マーカーを削除するには、マーカーを右クリックしたサブメニューから削除を選択します。
タイムライン

タイムラインは、Movie Studioのウィンドウの中で、ほとんどの作業を行うメインの部分です。
タイムラインにビデオ、オーディオ、テキスト、エフェクトなどのメディアを再生したい順に並べることで動画を組み立てていきます。
ウィンドウの大部分は、実際のトラックスペースで構成されています。このエリアには、各トラックに描かれたイベントが含まれています。
トランスポートツールバー&編集ツールバー

画面下のツールバーには、再生、録音、カーソル位置のボタン、タイムライン編集のコントロールがあり、タイムラインの編集を行うことができます。
プロジェクトの再生時にはオーディオトラックの情報はマスターバスに表示されます。

ビデオトラックの映像はビデオプレビューウィンドウに表示されます。

またこれらのツールには「編集」メニューからも簡単にアクセスすることができます。
録音

起動されているすべてのトラックで録音を開始します。起動しているトラックがない場合は新しいトラックが自動的に作成されます。
ループ再生

ループ領域内のイベントのみを連続して再生します。
最初から再生

現在のカーソル位置にかかわらず、プロジェクトの先頭から再生を開始します。 再生を停止すると、カーソルは元の位置に戻ります。
再生

現在のカーソル位置から再生を開始します。
一時停止

再生を一時停止して、カーソルを現在の位置に残します。
停止

再生または録音を停止し、カーソルを元の位置に戻します。
最初に移動

カーソルをプロジェクトの先頭に移動します。
最後に移動

カーソルをプロジェクトの最後に移動します。
前のフレーム

カーソルを前のフレームに移動します。
次のフレーム

カーソルを次のフレームに移動します。
標準編集、エンベロープ、選択、ズームの各ツール

こちらの記事で説明しているので参照してください。
MovieStudioの使い方03|編集ツールの説明
削除

選択したイベントやトラックを削除します。
トリミング

選択した時間の範囲外を削除します。
トリムの開始

イベントのカーソル位置より前の部分を削除します。
トリムの終了

イベントのカーソル位置より後の部分を削除します。
分割

選択されたイベントをカーソル位置で分割します。
イベントのロック

選択されたイベントをロックして移動や編集ができないようにします。
マーカーの挿入

カーソル位置にマーカーを挿入します。
リージョンの挿入

選択範囲の両端にリージョンタグを追加します。
スナップを有効にする

イベントを移動する際にスナップが有効になり、グリッドやマーカー、他のイベント、カーソルなどにスナップして微調整をする必要がなくなります。
自動クロスフェード

複数のイベントが重なったときに、自動的にクロスフェードを作成します。
自動リップル

イベントの長さを調整したり、イベントをカット、コピー、ペースト、削除したりするとタイムラインの他のコンテンツを自動的に移動します。
エンベロープイベントに対してロック

タイムライン上を移動する際に、エンベロープポイントをイベントに追従させます。
イベントグループを無視

グループを削除せずにイベントグループを上書きする場合は、このボタンを選択します。
カラーグレーディング

HDR互換のカラーグレーディングツールの表示/非表示を切り替えます。
ステータスバーの表示
「表示」メニューから「ステータスバー」を選択すると、Movie Studio ウィンドウの下部に表示されるステータスバーの表示/非表示を切り替えることができます。
ステータスバーには、メニュー項目の上にマウスを置くとヘルプテキストが表示されたり、ムービーの作成など完了までに時間がかかるアクション中にはプログレスメーターが表示されます。

表示するボタンのカスタマイズ
インターフェースのすべてのボタンに素早くアクセスできる必要はありません。良く使うボタンもあれば、たまにしか使わないものもあるからです。
そのためいくつかのエリアでは、デフォルトで表示されるボタンをカスタマイズできるようになっています。
例えば、ビデオプレビューウィンドウやトリマーウィンドウ、オーディオやビデオのトラックヘッダーにあるツールバーです。

現在表示されていないボタンにアクセスするには3本線のハンバーガーボタンを使用します。
ハンバーガーボタン→「表示ボタン設定の編集」を選択すると、どのボタンが表示されるかをコントロールできます。

※「表示」→「ウィンドウレイアウト」→「デフォルトのレイアウト(Alt+D, D)」を選択すると、レイアウトだけでなく、全てのウィンドウの表示されるボタン設定も工場出荷時の設定に戻ります。