自分が運転していて事故やトラブルにかかわってしまったときのことを考えると、ドライブレコーダーを取り付けたいと思っている人はたくさんいることでしょう。
私も何年も前から、それこそ煽り運転が話題になるより前からドライブレコーダーを取り付けたいと思っていました。ただ、工賃込みで数万円は必要だろうし、愛車がそんなに新しくないのでお金をかけたくないという思いもあって、なかなか購入に踏み切ることができずにいました。
しかし、最近は安いドライブレコーダーも普及してることもあって、ついに(安いやつを)購入したので簡単にレビューしたいと思います。はたして格安ドライブレコーダーの実力は!?
安いドライブレコーダー「apeman C420D」のレビュー
私が購入したのはこちらのドライブレコーダー。Amazonで5,000円弱でした。
安いドライブレコーダー「apeman C420D」購入の決め手
購入するにあたって前後2カメラタイプであることを外せない絶対条件にしました。単純に煽り運転対策には後方の録画も必要だと思うからです。
以下の仕様や特徴などが「apeman C420D」購入の決め手となりました。
- 5,000円前後の格安
- 前後2カメラタイプ
- 本体サイズが小さい
- 32GBのmicroSDが付属
それぞれの理由は以下の通り。
5,000円前後の格安ドライブレコーダーである
とにかく安けりゃOKの精神で探すと、この5,000円前後の価格帯がドライブレコーダーの安い価格帯かなと思います。イエローハットやオートバックスなどのカー用品店で販売されているドライブレコーダーを事前に見てみましたが、本体価格はだいたい15,000円くらいからでした。Amazonの最安は2,000円台の製品もありましたが、安かろう悪かろうの可能性も考えてちょっとだけ奮発しました。
前後2カメラタイプで後方も録画する
購入の際の絶対条件としてあげましたが、煽り運転の対策として今や後方カメラも必須だと思います。360度全方位タイプのドライブレコーダーもありますが、私が探していた格安価格帯にはありませんでした。この価格帯であっても前後2カメラタイプのドライブレコーダーは多数販売されていて、逆に前カメラだけの製品の方が少ないかも。
本体が正方形タイプで小さい
横長タイプのドライブレコーダーが多いですが、本体のディスプレイは取り付けや設定時くらいしか使わない想定だったので、なるべく運転中に邪魔にならない小さいものを探しました。正方形タイプのドライブレコーダーは製品自体が少なく、あまり選択肢はありませんでした。
32GBのmicroSDが付属しているのですぐに使える
単純に別売りで買うのが面倒だったので、最初からmicroSDが付属しているのは気に入りました。手元に余っているmicroSDがある人は付属しない製品で良いんじゃないでしょうか。注意点として速度規格がClass10以上である必要があります。実際に届いた製品にはSAMSUNG製32GB Class10のmicroSDが付属していました。
安いドライブレコーダー「apeman C420D」の仕様
その他気になる仕様は、同じ価格帯のドライブレコーダーはだいたい同じような感じですね。
- 170度の超広角レンズ
- FHD(1080p)の解像度※後方カメラはHD(720p)
- 画像補正のWDR機能(白とびや黒つぶれしにくい)
- 常時録画モード(microSDの空き容量が無くなると古いデータから上書き)
- Gセンサー(衝撃検知によりその時の映像を上書きから保護)
- 自動録画開始(エンジンのON/OFFに連動)
- 音声録音可能
- オート画面OFF
- リチウムイオン電池搭載(駐車監視用ではなく電源OFF時にデータを確実に保存するため)
- 衝撃検知
- 動体検知
- 駐車監視(※別途ドライブレコーダー駐車監視用の降圧ケーブルが必要)
駐車監視にも使いたい場合は常に電源を供給するために、以下のような別売りの降圧ケーブルで電源を取る必要があります。
とりえあずのドライブレコーダーとしての基本的な機能は十分備えているような気がします。今どきは格安のドライブレコーダーでもFHDは当たり前のようです。価格が高くなってくると動画サイズが4K対応で大きく鮮明になったり、後方カメラもFHDになったり、車内用のカメラやGPSが付いてたりします。
「apeman C420D」と同じような正方形タイプの小型なドライブレコーダーで、予算に余裕がある場合は「ケンウッド DRV-MR450」がおススメです。理由はこの後の感想を見ていただければと思います。
安いドライブレコーダー「apeman C420D」の取り付け
取り付けは非常に簡単です。超簡単にまとめると以下の通り。
- 本体には吸盤が付いてるのでフロントガラスへの取り付け・取り外しが簡単
- 本体電源はシガーソケットに挿すだけ
- 後方カメラの取り付けは両面テープ
- 後方カメラの電源兼データケーブルは本体に接続するだけ
素人の私がトヨタのノアに取り付けた記事はこちら。
安いドライブレコーダー「apeman C420D」の感想
さて最後に実際に「apeman C420D」を使用してみた感想です。
動画ファイルサイズ
録画した動画は前方カメラと後方カメラで別々のフォルダに保存されます。ファイルの拡張子は.MOVでした。製品の推奨値である3分ごとにファイルを切り替える設定の場合、前方カメラの動画ファイルサイズは290MB、後方カメラの動画ファイルサイズは145MBでした。
前後合わせると3分間で約435MBの容量が必要になるので、32GBのmicroSDカードを使用する場合は3時間くらい録画できそうですね。
録画時間が足りないと思う人は、64GBや128GBのmicroSDに変えると良いでしょう。サポートによるとパソコンでFATフォーマットすれば使えるとのこと。
動画の画質
私自身が初めてのドライブレコーダーということもあり、他の製品との比較はできません。あくまでも「apeman C420D」だけの感想です。
前方カメラの画質(日中)
前方カメラの動画は先行車のナンバーもわかるし、普通に合格点を超えてるような気がしますがいかがでしょうか?安いとは言えFHDというのが効いてるのかもしれません。ただし、キレイかと言われるとそうでもないというのが素直な感想です。たぶんスマホの動画の方が全然キレイです。


※↑の画像は実際はもう少しきれいでナンバーも判別可能だったのですが、ブログにアップロードすると自動で解像度が変更され劣化してしまいました。。。
前方カメラの画質(夜間)
WDRという機能がはたして効いてるのか良くわかりませんが、明るいと白とびびしやすく、暗いところは黒つぶれしやすいようです。きれいに撮影できる明るさの範囲が狭い印象を受けました。前の車のナンバーも白とびして全くわかりませんね。光源とか光が反射している部分が苦手みたいです。


前方カメラの動画サンプル(1080p)
後方カメラの画質(日中)
前方の動画と比較して後方の動画はHDなこともありかなり荒く感じました。後続車の白い車体も白一色になって、濃淡が表現できていないです。ナンバーも判別できませんでした。サンプルの画像はナンバー部分をぼかしたりモザイクにしたわけではなくオリジナルです。日中でもこのレベルということは夜間だと・・・


後方カメラの画質(夜間)
はい。もちろん後続車のナンバーは全くわからないレベルです。ただ一言だけ付け加えておくと、後方カメラは車内に取り付けています。リヤガラスは純正のスモークガラスで少し黒いので、その分映りが悪くなっている可能性はあります。


後方カメラの動画サンプル(720p)
不満に感じたこと
画質以外で気になった点があります。
両面テープの粘着力
後方カメラは両面テープで取り付けますが、付属の両面テープの粘着力が弱く、数日後に剥がれ落ちているのに気づきました。別途強力な両面テープを用意しないといけません。
電源ON/OFF時の音量
電源をONにした時とOFFにした時に音が鳴るのですが、この音が大きくて少しうるさいかなと。音を鳴らないように消音設定にすることはできますが、音量を小さくすることはできません。音自体はドライブレコーダーの稼働確認のため鳴らしたいんですよね。
まとめ
初めてのドライブレコーダー購入ということで、安いドライブレコーダー「apeman C420D」をビューしてみました。安いなりの部分もありますが、とりあえず万が一の時には役に立ちそうなレベルではないでしょうか。ドライブレコーダーを付けないよりは安いものでも絶対に付けた方が良いと感じました。
今回は個人的な好みで正方形タイプで小型なドライブレコーダーを購入しましたが、特に正方形にこだわりが無ければ、一番人気なのは横長タイプでやはり日本メーカー製のようですね。
私も新車購入時には日本メーカーで一番人気のあるコムテック製のドライブレコーダーを購入し、駐車監視にもバンバン利用するつもりです。
これが2020年一番人気のコムテック製ドライブレコーダーです!(価格.com調べ)
「apeman C420D」のソフトウェアをアップデートしてみました。良ければこちらの記事もどうぞ。